TL;DR
この記事では、Next.js と TypeScript を用いてモーダルウィンドウのコンポーネントを作成する手法について解説します。あくまで一例として見ていただき、自身のプロジェクトに適応させていきましょう。
開発環境 | バージョン |
---|---|
Next.js | 13.4.3 |
TypeScript | 5.0.4 |
Emotion | 11.11.0 |
React | 18.2.0 |
モーダルウィンドウの実装
それでは、早速モーダルウィンドウを実装してみましょう。まずは、全体のソースコードを見ていただきます。ここでは ModalComponent とその呼び出し方法を示します。
ファイル名:ModalComponent.tsx
import { useState } from 'react'
import { css } from '@emotion/react'
type ModalProps = {
buttonLabel: string
}
const ModalComponent = ({ buttonLabel }: ModalProps) => {
const [isOpen, setIsOpen] = useState(false)
const toggleModal = () => {
setIsOpen(!isOpen)
}
return (
<>
<button onClick={toggleModal} css={buttonStyle}>
{buttonLabel}
</button>
{isOpen && (
<div css={overlayStyle}>
<div css={modalStyle}>
<p>This is a modal window.</p>
<button onClick={toggleModal}>Close</button>
</div>
</div>
)}
</>
)
}
const buttonStyle = css`
/* Button styling */
`
const overlayStyle = css`
/* Overlay styling */
`
const modalStyle = css`
/* Modal window styling */
`
export default ModalComponent
呼び出し
作成したモーダルウィンドウコンポーネントを実際に呼び出してみましょう。
ファイル名:home.tsx
import ModalComponent from './ModalComponent'
const Home = () => {
return (
<div>
<h1>Hello, Next.js</h1>
<ModalComponent buttonLabel="Open Modal" />
</div>
)
}
export default Home
この App
コンポーネント内で ModalComponent
を呼び出しています。ボタンのラベルとして buttonLabel
プロパティに "Open Modal" を渡しています。これで、モーダルウィンドウが完成しました。ボタンをクリックするとモーダルウィンドウが表示され、再度クリックすると閉じます。
コード解説
上記のソースコードを分解しながら詳しく見ていきましょう。今回のコードでは、Emotion という CSS-in-JS ライブラリを用いています。
まず、useState
を使ってモーダルウィンドウが開いているかどうかを管理する isOpen
という state を作成します。初期値は false
として、モーダルウィンドウを閉じた状態から始めます。
次に toggleModal
関数を定義します。この関数はボタンがクリックされるたびに isOpen
の値を反転させ、モーダルウィンドウを開閉します。
そして、JSX 内でボタンとモーダルウィンドウをレンダリングします。モーダルウィンドウは isOpen
の値が true
のときだけ表示します。
最後に、それぞれの要素に対する CSS を定義します。この部分はお好みでデザインしてください。
モーダルウィンドウを理解する
ここまで読んで、「もっと詳しく学びたい!」という方は、以下のリンクを参考にしてみてください。
タイトル | 説明 |
---|---|
MDN Web Docs: Dialog Element | HTML のモーダルウィンドウについての基本的な説明が書かれています。 |
CSS-Tricks: Creating a Modal Dialog | モーダルウィンドウをデザインする際の考慮事項について解説しています。 |
React 公式ドキュメント: ポータル | React のポータルはモーダルウィンドウの実装によく用いられます。 |
モーダルウィンドウの活用
このモーダルウィンドウのコンポーネントは、ユーザーにメッセージを伝えるため、フォームの入力を求めるためなど、さまざまな場面で活用できます。
モーダルウィンドウのポップアップスタイルは、ユーザーの注意を引くのに非常に有効です。ただし、頻繁に表示するとユーザー体験を阻害する可能性があるため、適度な使用が望まれます。
また、モーダルウィンドウの内容は明確で簡潔にすることが重要です。ユーザーは素早く情報を摂取し、続けてアクションを取ることが期待されます。これらを踏まえて、ユーザー体験を向上させるための効果的なモーダルウィンドウを設計しましょう。