スピードアップした!フロントエンジニアがWeb制作のために知っておきたいことまとめ

以前までHTMLコーダーと呼ばれていたフロントエンドエンジニアは、表現の進歩やトレンドに伴って、CMSやAPIなどより高度な技術や知識を求められるようになりました。今回は今以上に効率化するために、フロントエンドやWebデザイナーが必要とする知識をまとめました。
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もくじ
マルチデバイス対応
パフォーマンス改善
CMS
HTML5 API
クロスブラウザ対策
マルチデバイス
レスポンシブデザインなど、1つのWebサイトで全てのデバイスに対応させるための知識です。ここではレスポンシブWeb デザインのレイアウトパターンをまとめました。状況に応じて使い分けます。
1.フルードレイアウト

ブラウザの横幅に合わせてサイズ調整。複数カラムで構成され、各カラムが画面サイズに応じて変化します。タブレット+PCでは横にカラムを並べ、スマートフォンではワンカラムにします。
2.ドロップレイアウト

画面幅が狭くなるにつれカラムを下に落としていきます。広い画面ではカラム要素を横並びに配置、狭くなるにつれ少しずつ要素を下に落としていきます。大きめのディスプレイで表示領域を有効活用できます。
3.ワンキャンバスレイアウト

コンテンツの一部(ナビメニューなど)を狭い画面サイズでは見えないように配置します。スマートフォンの左右にメニューボタンを置き、クリックすると隠れていたメニュー展開するようなレイアウトなどですね。以下はjsだけでメニューを作れるトグルタイプのメニュー。
4.可変グリッド

一定サイズのボックスを基準にし、ブラウザ幅を変えるとボックスが規則的に自動配置されます。商品数が多いサイトや、整理整頓されたレイアウトを構築したいときに便利。
- 凄まじくレスポンシブデザインなサイトの作り方 | DECONCEPTER
- 可変グリッドレイアウトで実現するレスポンシブWebデザイン(前編
- 可変グリッドレイアウトで実現するレスポンシブWebデザイン(後編)
5.ブレイクポイント参考

レスポンシブでデバイスを切り替えるためのポイントとなるサイズ・区切り。レスポンシブ対応サイトを作るとき、どのポイントで切り替えるか悩むことが多いので。
6.レスポンシブ対策ライブラリ

JavaScriptライブラリの「Response JS」は複数の画面サイズのデザインを一つのHTMLで提供しています。以下、IE対策やスライダー・画像・解像度対応など。
- Response JS/レスポンシブウェブデザインの画像問題を解決する
- Respond.js/IE8以下でレスポンシブWebデザインを実現する
- css3-mediaqueries/Media QueriesがIE8で効かない場合の対処法
- スライドショー/レスポンシブかつ軽量なjQueryプラグイン | memocarilog
- カルーセル/jQuery入門講座:カルーセル CarouFredSel(1)
- 画面サイズ/読み込むイメージを切り替えてくれる「Responsive Images」
- Retina/ディスプレイを判別して処理を変える方法 | BlackFlag
パフォーマンス改善
7.高速化

フロントエンド高速化のためにやるべきこと、キャッシュ、サイトそのもののパフォーマンス改善、リクエスト数削減など高速化に関する比較的新しい記事です。ページ表示を軽くするために必須。
- フロントエンド高速化で最初にやるべきこと - かみやんの技術者日記
- ページ高速化のため .htaccess でキャッシュ設定を絶対やっておこう!
- 身につけておきたいWebサイト高速化テクニックHTTPって何だ編
- Webアプリのパフォーマンス改善をWeb標準で行う方法、まとめ - ふろしき
- Webフォントをできるだけ軽く表示する圧縮の.htaccessや遅延ロードJS
- Webフロントエンドパフォーマンスチューニング // Speaker Deck
- HTTPリクエスト数削減テクニック2: CSS Sprite編 (1/3):CodeZine
- Webアニメーションを高速化するために知っておくべき10のこと(前編)
CMS
8.WordPress化

既存サイトやテーマを作成するときに役立つ記事。WP化するときに見ておきたいまとめです。筆者がナビサイトを構築するためWPテーマを作ったときに、実際に参考にした記事です。上手く構築すればプラグインの数がグッと減ります。
- 現在位置/ナビゲーションメニューをページごとにカレント表示 *Ateitexe
- パンくずリスト/作ってみるとWordPress でのサイト構築のコツが…
- ページネーション/残像ブログ
- 自動サムネイル出力/最初の1枚をサムネイルとして表示 | memocarilog
- 本文抽出/(the_excerpt)で文字数をコントロール
- カスタムフィールド/Advanced Custom Fieldsでカスタムフィールドを…
- 管理画面からサイトの配色を変更させる/| hijiriworld Web
- 管理画面全般/顧客用にカスタマイズする方法 | hT DESIGN blog
- 通販サイト構築/WordPressを使ってできる革新的な15のこと
- 会員制サイト/WP-Members | hijiriworld Web
- 有料会員制サイト/フロントエンドユーザー管理プラグインの活用事例3
- 自作テーマ/はじめてWordPressのオリジナルテーマを作るときの参考
- 自作テーマ/WordPressテーマ制作チュートリアル | Stocker.jp / diary
HTML5 API
9.API

HTML5として規格づけされた機能。Canvasを使った図形描写、WebStorageを使ったローカルファイルへのアクセス、他にはユーザー位置取得など、今までHTMLやjsでは不可能だったことが出来るようになりました。HTML5を使えるということは、タグだけでなくて「HTML5 API」も使えるということ。以下HTML5 API一覧です。
- 位置情報取得/Geolocation API
- 図形描画/Canvasリファレンス - HTML5.JP
- グラフ作成/インラインSVGの使い方 (1/5)|古籏一浩のJavaScriptラボ
- ドラッグ&ドロップ/ネイティブ HTML5 ドラッグ&ドロップ - HTML5 Rocks
- ローカルファイル読み込み/ローカル ファイルの読み込み
- ストレージ/ブラウザでストレージ? Web Storageを使いこなそう
- オフラインアクセス/アプリケーション キャッシュ初心者ガイド - HTML5 Rocks
- DBをローカルに保存/Indexed Databaseを使いこなそう
- 並列処理/「Web Workers」
- 通信/HTML5 Web Messaging
クロスブラウザ対策
10.IE関連

フロントエンド開発者が知っておきたいバグ、もう一つはIEのバージョンを上げなくてはいけない場合やIEのバージョンごとの違いを把握するための記事。
11.横置き/デバイス対策
「orientation」はCSSを切り替えるための属性で、Landscape(横向き)かPortrait(縦向き)を指定できます。デバイスが横向きのとき、display:none で隠すなど。レイアウトでどうしても横向きでの表示で適用させたいときに使えます。
12.Retinaディスプレイ対策
13.ポリフィル

賛否両論ありますが「ポリフィル」は先進的なブラウザに合わせ作成する際、一般的なブラウザにJavaScriptのライブラリを使用して上位のブラウザに近づける手法です。CSS PIEなどのスクリプトを記述することで背景画像の複数指定や角丸を適用することができます。
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