とても効率的になった!HTML5に関する「役立つ」まとめ

サイト構築をするときに、フォームまわりの改善や動画やAPIを使わなくてはいけない機会があったので、ついでにHTML5のマークアップをおさらいをしました。今回はサイトを構築する上で覚えておくと役に立つ、使用頻度の高いポイントだけおさえてまとめました。
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もくじ
HTML5 タグ一覧
動画/音楽再生
アプリケーション向けの機能/API
サンプル
テンプレート
HTML5 タグ一覧
1.フォーム(input )関連の便利な新要素

これまでカレンダーやプログレスバーなどはJavaScriptで実装されていましたが、HTML5だけで実装可能です。今後積極的に使っていきたいな、というものをリスト化しておきます。ブラウザによって非表示や結果が違うものあります。
- autofocus/自動フォーカス。文章のロード後すぐにフォーカス
- autocomplete/履歴から入力内容を予想して提示する機能を有効にする
- required/入力必須にする。空送信するとエラーを返す
- pattern/入力欄の値をチェックするための正規表現を指定する
- placeholder/入力欄に「入力例やヒントなどのテキスト」をあらかじめ表示
- datalist/サジェスト(入力候補)を提供
- output/計算結果を表示。数値入力で自動計算する
- keygen/公開鍵暗号方式の鍵ペアジェネレーターを表示。鍵ペア生成と送信
- progress/タスク進行度合いを表すプログレスバー
- meter/割合を表すゲージ。全体に対する使用割合などを視覚化する
- email/type属性に「email」を指定するとメールアドレス以外エラーにできる
- multiple/複数のメールアドレスをカンマ区切りで入力できる
- number/フォームパーツを数値にする。ステップアップ等のコントロールに
- min/max/step/それぞれ最小値・最大値・数値の刻みを指定できる
- range/数値の入力欄に。chrome/Operaはスライダーで表示される
- color/フォームで色指定できる。chromeではカラーピッカー表示
- datetime-local/年月日入力するコントロール表示。chrome/Operaはカレンダー
- time/時分秒の入力欄表示。chrome/Operaはボタンダウン入力ボックス利用可
- dirname/文字列の書式方向(左右)を指定
- search/検索ボックス
2.基本要素一覧

要素の中でもブログや通販サイトを作る上で使用頻度が高いもの、これから使っていきたいものをリスト化、あまり使わないルビ関連などは省いてます。
- download/ダウンロードの保存ファイル名を指定できる
- sandbox/iframe要素で、スクリプト・ポップアップ無効など安全性を高める
- scoped/style要素で指定するとbody内にstyle有効範囲を持たせることができる
- section/見出しと見出しに対応する文章や画像。まとまりごとにグループ化
- article/ブログエントリーやニュース記事のように単体で成り立つもの
- nav/グローバルナビゲーション、ぱんくずなどの主要なセクション
- aside/サイドバーや広告・SNSボタン・補足情報など、切り離しができる箇所
- header/ロゴなど、セクションにおけるヘッダー
- footer/コピーライトなどのフッター情報
- small/フッターにある著作権表記はsmall要素で記述する
- address/連絡先。body要素なら文章全体、article要素ごとならそれぞれの記事
- figure/図表。例えばブログ記事内の写真は自己完結しているのでfigureを使う
- figcaption/図表のキャプション。人気メニューなどはfigureとfigcaptionを使う
動画/音楽再生
3.video タグ

HTML5ではこれまでプラグインなどで実現していた動画やオーディオの再生が可能になります。videoタグはビデオファイルを再生し、プレイヤーを表示します。srcで動画ファイルURL、widthとheightで縦横、controlsで再生・一時停止ボタン、autoplayで自動再生、loopでループ、posterでサムネイル表示。
4.audio タグ

音声ファイル再生ならaudioタグ。こちらも、controls/autoplay/loopが使えます。音声を最初から読み込みたいときは「preload」属性を使います。
アプリケーション向けの機能/API
HTML5ではこれらを使うことで、便利で使いやすいウェブアプリ機能を実装することができます。JavaScriptから利用します。
5.位置情報を取得する

ユーザーの位置情報を扱うためのAPIである「Geolocation API」ユーザーの安全性やプライバシーに配慮した仕様となっています。以下、サンプルつきで詳しく解説してあります。
6.ローカルストレージ

ユーザーのブラウザ側でデータを保存する機能「Web Storage」クッキーに代わるデータ保存の仕組みです。データ保存・削除・クリア・上書きなどの操作もJavaScriptで行うことができます。セッションとlocalストレージの解説など。
7.サーバー双方向通信

ブラウザとサーバー間に接続を確立する「WebSocket」サーバーとクライアント双方向のデータ送信を可能にします。
8.バックグラウンド処理

高負荷な計算処理や複数ファイルの読み込み時、別のファイルをバック部ラウンドで実行したり。以下、並列処理を実現するため「Web Workers」の使い方。
9.ファイル操作

ローカルファイルの中身を取得して JavaScript でいじるなど。こちらは「File API」の使い方。
サンプル
10.ソースコードつきのサンプル

HTML5を使ったソースコードつきのサンプルまとめです。複雑なものではなくシンプルで、ウェブページからブログをコーディングするときに使えそうなもの中心。API、基本の書き方のまとめなど具体的にソースを見て、勉強もできます。
- HTML5サンプル集 | 株式会社あゆた
- HTML5でサイトをつくろう
- HTML5でマークアップしてみよう-HTML5リファレンス
- HTML5・ページ作成の基本 - ウェブデザインラボ
- HTML 5 canvas要素 + Javascriptで作る、動的コンテンツ | yoppa org
テンプレート
11.テンプレート+作成ツール

HTML5テンプレートやフレームワークの中でも比較的使いやすいものと、コーディング系ツールをまとめました。ダウンロードするだけじゃなくて、実際どのように構築されているか見てみましょう。
- 初心者でもセンスよく見えるHTML5テンプレート[無料] - NAVER まとめ
- HTML5で構築されたテンプレート・フレームワークいろいろ | DesignWalker
- ふつうのユーザが知らないHTML5コーディングツール10選
- 最低限準備しておきたいHTML5テンプレート | sichoru
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