魔法のように記事をすらすら読んでもらえる11のコツ
ブロガーのお仕事は、情報を読者に分かりやすく伝えることです。
難しい言葉はいらないし、深い内容でなくてもいい。ただ、記事をすらすら読んでもらえるように、細工が必要です。
今回は、文章の基本テクニックを「150字からはじめる『うまい』と言われる文章の書き方」からご紹介します。
1.「体言止め」をつかう
名詞で終わらせる表現。体言止めは文章に余韻を残したり、強調したりすることができる。体言止めとは
通常文:冬は素晴らしい季節です。私は冬が大好きです。
体言止め①:素晴らしい季節。冬。私の大好きな冬。
体言止め②:僕の一番好きな色、それは紫。気持ちが滅入っていても、この色を見ると元気が出ます。
2.結論+エピソード型
伝えたいメッセージを最初に書いてしまうパターン。よくみられる使いかた。ポイントを読者に伝えやすい。
僕は、積極的な人間です。初対面でも自分から話します。セミナーに参加した時も積極的に質問しました。
3.二重表現をやめる
二重表現とは「下に下がる」というように、同じ意味を2重に書いてしまう表現。二重表現をやめる。
最終結論
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結論 or 最後のまとめはっきりと明言する
↓
明言する or はっきりと言う
4.あいまいな言葉をやめる
「とても・全然・まるで」のようなあいまいな言葉を副詞という。具体的な数字に置き換える。
とても長い時間休みなく働いた。
↓
18時間休みなく働いた。
5.弁証法(結論+反論+回答)
まず①結論を書く。次に②反論、最後に③回答を書く。
①結婚は純粋な思いでするものです。②しかし、純粋な思いだけではうまくいかない。お金や時間の問題が発生するからです。~<省略>~③結婚には、経済力を共に獲得したうえで、誠実な思いが必要です。
6.「の」を3つ以上続けて使わない
文章から「の」を削除するだけで、読みやすくなる。
福岡市の浄水場の水の検査の結果が出ました。
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福岡市の水の検査結果が出ました。浄水場の水です。
7.漢字とひらがなを使い分ける
全て漢字に変換しない。現代の文章には現代の言葉を使う。
僕は漫画家になりたかった。然し、なれなかった。
僕は漫画家になりたかった。しかし、なれなかった。
※あえて使わないほうがいい漢字
- 其の→その
- 或いは→あるいは
- 且つ→かつ
- 尚→なお
- 但し→ただし
- 予め→あらかじめ
- 既に→すでに
- 事→こと
- 内に→うちに
8.「こと」を連発しない
「~こと」という言葉を連発して使うと目障りな文章になってしまう。順序を変えたり、違う言葉で置き換えるなどして使用回数を減らす。
×:一番大事なことは、人生の目的を見つけることです。目的を見つけることがしっかりできていれば、他人の言動や態度にいちいち振り回されることはありません。
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◯:一番大事なのは人生の目的です。目的をしっかり見つけていれば、他人の言動や態度にいちいち振り回される心配はありません。
9.「~という」は減らす
「~という」が一文の中に2箇所以上入っていたりすると、まどろっこしい印象を与えます。リズムも悪いですね。思い切って削除できます。
×:生きるということは、罪を犯すということでもあります。人間は食べるために「殺生」という罪を犯しているのです。動物にも植物にも命があります。その命を守り育てるという心を失ってはいけません。
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◯:生きることは、罪を犯すことでもあります。人間は食べるために「殺生」の罪を犯しています。動物にも植物にも命があります。その命を守り育てる慈悲の心を失ってはいけません。
10.達・頃・時はひらがなに
達・頃・時を感じで使うと文章が重く感じてしまいます。どれも、あいまいさを含んだニュアンスがあるので、ひらがなを使います。
- 大人達 → 大人たち
- 街が寝静まる頃 → 街が寝静まるころ
- そんな時には → そんなときには
11.「に」と「へ」の使い方と違い
「に」は特定の場所や時間を示す
「へ」は漠然とした場所や時間を示す
×:大学に行く
◯:大学へ行く(大学=漠然としている名詞)×:明治大学へ行く
◯:明治大学に行く(明治大学=はっきりしている名詞)
今回ご説明した内容は、文章における細工の部分です。
文章の内容を一番理解している人は、誰よりも分かりやすく内容を伝えることが出来る。この意識を持っておきたい。
シンプルな文章は最もむずかしい。上手よりも分かりやすく。
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