CSSだけでOK!レスポンシブ対応のズームイン・ズームアウトを繰り返すCSSフェードスライダー

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  • 公開:2017-8-28
  • 更新:2024-11-12
  • 文章量:3239
  • CSS

TL;DR

CSS だけで動く「ズームインとズームアウトをフェードしながら交互に繰り返す CSS スライダー」です。

slider デモ

作成したデモはこちら。交互にズームインとズームアウトを繰り返し表示しています。CSS でみたい人は「VIEW COMPILED」を押してください。

2019/01/29 追記:IE でカクつく場合は、以下を li に追加するか、@keyframes に width 幅を px で指定してください。

transform: rotate(0.0001deg);

参考にさせていただいたのは、css だけで作るスライダー – PeonyQueenで作成されているスライダー。 上記のスライダーがとてもよく出来ていて CSS のアニメーションで時間差をつけてスライドを切り替え、フェードインを繰り返すようになっています。CSS なので読み込みや動作も早く扱いやすいです。

こちらを参考に、html の img 記述をなくし、フェードインとフェードアウトを繰り返すようにカスタマイズさせていただきました。 5 枚の画像を切替えるバージョンです。html の記述はこれだけ。

実装

html

<div class="slider_css">
  <ul>
    <li></li>
    <li></li>
    <li></li>
    <li></li>
    <li></li>
  </ul>
</div>

SCSS

@mixin bp {
  @media only screen and (max-width: 768px) {
    @content;
  }
}
.slider_css {
  height: 550px;
  margin: 0 auto;
  position: relative;
  overflow: hidden;
  ul {
    margin: 0;
    padding: 0;
    list-style: none;
    li {
      background-size: cover;
      width: 100%;
      height: 550px;
      position: absolute;
      top: 0;
      left: 0;
      animation-iteration-count: infinite;
      animation-duration: 40s;
      @for $value from 1 through 5 {
        &:nth-child(#{$value}) {
          background-image: url('https://s3-us-west-2.amazonaws.com/s.cdpn.io/381167/animal#{$value}.jpg');
          @if $value % 2 == 0 {
            //偶数
            animation-name: slider-zoomout;
          } @else {
            //奇数
            animation-name: slider-zoomin;
          }
          @if $value != 1 {
            //最初以外は透過
            opacity: 0;
          }
          animation-delay: #{($value * 8-11)}s; //-3からスタートして、8づつ加算する
        }
      }
      img {
        width: 130%;
      }
    }
  }

  @include bp {
    height: 400px;
    ul {
      li {
        background-size: contain;
        background-repeat: no-repeat;
      }
    }
  }
}
// 5~8秒の間だけ透過解除
@keyframes slider-zoomin {
  0% {
    opacity: 0;
    transform: scale(1);
  }
  12.5% {
    opacity: 1;
  }
  20% {
    opacity: 1;
  }
  27.5% {
    opacity: 0;
  }
  100% {
    opacity: 0;
    transform: scale(1.3);
  }
}
@keyframes slider-zoomout {
  0% {
    opacity: 0;
    transform: scale(1.3);
  }
  12.5% {
    opacity: 1;
  }
  20% {
    opacity: 1;
  }
  27.5% {
    opacity: 0;
  }
  100% {
    opacity: 0;
    transform: scale(1);
  }
}

画像は CSS 背景に設定し、偶数と奇数の画像によって、ズームインとズームアウトのアニメーションを割り当てます。

ズームインだけ適用したい場合は、animation-name の箇所を、どちらも slider-zoomin にしてください。ズームアウトの場合は slider-zoomout ですね。

1 枚 8 秒(5 枚の画像 ×8 秒)で計算するので、アニメーション周期(animation-duration)は 40 秒で設定します。

1 枚目以外は透過させ、表示から開始させるので-3 秒からスタートし 8 秒づつ加算してアニメーション開始時間をずらします(animation-delay)。

◯ 枚目 1 2 3 4 5 6
開始時間 -3 5 13 21 29 37

※1 枚目は-3 秒から開始し、2 枚目は 8 秒後の 5 秒から開始するという意味。

アニメーションは 40 秒間のうち 5~8 秒の間だけ透過解除したいので 12.5%(5×100/40=12.5)と 20%(8×100/40=20)に opacity:1 を設定。秒数を duration で割ります。

分かりにくいので表を作りました。以下の表だと、5 枚の時は 12.520%、4 枚の時は 15.6325%に opacity:1 を指定すればよいということになります。

1 枚 8 秒で設定した時の計算表

枚数 duration 5 秒 8 秒
3 24s 20.83% 33.33%
4 32s 15.63% 25.00%
5 40s 12.50% 20.00%
6 48s 10.42% 16.67%

※アニメーション周期や画像枚数を変更する場合は、このあたりを再計算する必要が出てきますが、仕組みが分かれば比較的使いやすいのではないでしょうか。以上、軽量・高速・簡単記述の CSS スライダーでした。

CSSだけでOK!レスポンシブ対応のズームイン・ズームアウトを繰り返すCSSフェードスライダー